ナイアガラの滝の定義、天候、通貨、治安・・・まずは基本情報を抑えましょう
ナイアガラの滝はカナダのオンタリオ州とアメリカのニューヨーク州の国境沿いに位置し、北アメリカ大陸の中で最も規模の大きい滝です。 このナイアガラの滝という名称は、カナダ滝(ホースシュー滝)、アメリカ滝、ブライダルベール滝という3の滝の総称です。 カナダ滝のみカナダ側にあり、残りの2つはアメリカ側に位置しています。
南アメリカ大陸のアルゼンチンとブラジルにまたがるイグアスの滝、アフリカ大陸のジンバブエとザンビアにまたがるヴィクトリアの滝と合わせて、世界三大瀑布の一つと言われています。どの滝も国境の役割を果たしています。
大変有名な滝ですが、世界遺産には登録されていません。世界遺産に登録するためには、アメリカとカナダの両国が申請を行う必要があるため、手続きが通常より複雑になったり、また毎年申請できるのは1ヶ所のみと制限されているため、ナイアガラの滝よりも優先したい遺産があるなどして、まだ申請がされていません。
ナイアガラの滝ができたのは最終氷期であるウィスコンシン氷河期の終わり頃で、約1万年前ほどと言われています。
ナイアガラの滝は、アメリカ大陸北東部、カナダとアメリカの国境沿い位置し、北アメリカ大陸の中で最も規模の大きい滝です。
アメリカ側はニューヨーク州ナイアガラフォールズ市にあり、バッファロー・ナイアガラ国際空港(BUF)が最寄りの国際空港です。カナダ側はオンタリオ州ナイアガラフォールズ市にあり、トロント・ピアソン国際空港(YYZ)が最寄りの国際空港です。
ナイアガラの滝という名称は、カナダ滝(ホースシュー滝)、アメリカ滝、ブライダルベール滝という3の滝の総称です。上流から流れてきたナイアガラ川の水は、アメリカ側にあるゴート島によりカナダ滝、アメリカ滝に分断されます。
カナダ滝のみカナダ側にあり、残りの2つの滝とゴート島はアメリカ側に位置しています。アメリカ側からでもカナダ滝を間近で見ることができます。
ナイアガラの滝の周辺は元来ネイティブ・アメリカンが村を作っていた地域。彼らが広大な滝を見て、「ニアガル」=「雷轟く水」と呼んでいたことに由来しています。
ナイアガラの滝近郊はだいたい札幌と同じ緯度に位置しています。最も暖かいのは7月、反対に寒いのは1月です。11月~2月は寒さから観光に向かず、ツアーやクルーズも休業していることが多いです。
以下のリンク先にて、ナイアガラの滝の天気予報を確認できます。
観光シーズンはやはり夏。夏と呼べるのは6~8月ですが、年によっては5月の時点ですでに20度近くになることもあります。涼しいイメージのあるカナダですが、7、8月の暑い日には30度を超え、日本ほどではありませんが、湿度も高く蒸し暑い日だってあります。ただし、天候が崩れると一気に涼しくなることもありますので、半袖にプラス1枚の羽織りものを用意するのがベスト。
9月に入ると秋めいてきて、10月中旬にはカナダの国旗にもデザインされているメープル(楓)の紅葉が見られます。このあたりは日本の1ヶ月前倒しぐらいの季節感で考えてください。ちなみに、カナダでもメープルの紅葉が見られるのはナイアガラのあるオンタリオ州以東のみ。ナイアガラの滝を起点にトロント、ケベックへ続く道をメープル街道と呼び、紅葉の名所として知られています。ナイアガラはこの街道の中でも一番南にあるため、紅葉の時期がもっとも遅くなります。
紅葉が終わり11月になると冬に突入。気温は氷点下になります。特に風の強い日には体感気温がマイナス20度以下になることも。12月にもなると滝の一部や水しぶき凍り始め、滑りやすくなります。十分な防寒の準備、滑りにくい靴底のブーツなどを忘れないように! また、一方で、水しぶきが周囲の木に付着すれば、樹氷という、冬ならではのナイアガラの風景を見ることもできますよ。 4月になると気温が10度を超える日も多くなりますが、まだまだ春と呼ぶには遠く、5月に入り、一気に春から夏へと季節が進みます。
基本的にどの季節も上に羽織るものを持参しましょう。
また、観光ツアーにご参加の場合、クルーズ船の「霧の乙女号」で見学する際に多少服が濡れてしまいます。上着の替えなど着替えの準備があると安心です。風と水しぶきで髪の毛も乱れます。足元も濡れやすいため、夏場はサンダルなど乾かしやすい履物がおすすめです。
冬はしっかりと暖かい格好をして、滑りにくい靴底のブーツを履いて行きましょう。
アメリカ側の公用語は英語です。観光地なので、店員さんがカタコトの英語にも慣れているので聞き取ってもらえる印象です。
カナダの公用語は英語のみでなくフランス語も含まれます。これは元々イギリスからの移民とフランスからの移民がいるためです。あくまで第一言語は英語なので、フランス語がわからなくてもナイアガラの滝の観光時は問題ありません。
カナダの法律で、商品のラベルには英語とフランス語の両方の記載が必要と定められているため、買い物をするときにフランス語を目にする機会は多いかもしれません。
キャッシュレス化が進む現代、どこへ行くにもクレジットカードが便利です。ビザカード、マスターカードでしたら大体の場所では使用できます。現金は、チップ用に$10札、$1札を数枚用意しておくと良いでしょう。
アメリカ、カナダの水道水は日本同様飲むことができます。ただしミネラル成分が多いので、飲みにくいと感じるかもしれません。お腹に不安の人はペットボトルの水を買うようにしましょう。
日本でも販売しているEvianやvolvic、デリバリーウォーターブランドとして日本にも進出しているCanadian Springs Waterなどのペットボトルが販売されています。
ナイアガラの滝近辺はとても治安がいいところです。夜に出歩いても問題ありません(ただし、夜に女性1人で歩くことはアメリカ近郊では常識として考えられないこととされています)。
また、世界的な観光地のため観光客を狙ったスリが発生することもあります。荷物から目を離さないように気をつけましょう。
カナダもアメリカ同様、チップが必要です。レストランでのチップの相場は金額の10~20%です。
高級レストランで食事をしたときには20~25%ぐらい渡すようにしましょう。ホテルでのチップの相場は、荷物を運んで来れたポーターには1~3ドル、ハウスキーピングは1~2ドルが目安です。
ツアーに参加してナイアガラの滝を観光しよう!ニューヨーク、バッファロー発着のツアーをそれぞれご案内しています。