トロント観光・旅行ガイド

トロント観光ガイド

ナイアガラの滝へのアクセスが良いカナダの大都市、トロント(Toronto)はオンタリオ州の州都。カナダで最も人口の多い街で、北米ではニューヨーク、ロサンゼルスについで3番目に大きな都市です。世界中の人が集まるこの街では、多様な国の文化が街のあちらこちらで見ることが出来ます。こちらのページでは、そんなトロントの観光情報をご紹介しています。

空港からトロント市内への行き方

空の玄関口はトロント・ピアソン国際空港(YYZ)で、日本からは約13時間の空の旅です。トロントと日本の時差は14時間(夏時間は13時間)です。

トロント・ピアソン国際空港からトロント市内への行き方は、車(タクシーや配車サービス)と電車の2つの方法が一般的です。空港から市内まではやや離れています。

空港からトロント市内までタクシーで行く場合

トロント・ピアソン国際空港(YYZ)からタクシーに乗る場合、市内の中心部までの所要時間は約30~40分、料金は$30前後でチップは料金の15~20%です。

空港からトロント市内まで電車で行く場合

トロント・ピアソン国際空港からトロント中心部のユニオン駅まで走っている電車「ユニオン・ピアソン・エクスプレス(UP EXPRESS) 」は、ある程度英語の分かる旅慣れた方には格安でおすすめです。

トロント・ピアソン空港ターミナル1にあるピアソン駅から乗車します。空港からトロント市内までの所要時間は30分ほど。ユニオン駅直通の快速電車と、途中でWeston駅、Bloor駅に停まる電車があります。

トロントの地理

トロントの面積は東京都23区とほぼ同じくらい

トロントの面積は630.18 km2(243.21 sq mi)で、(西が練馬、杉並、世田谷区までの)東京都23区と同じくらいです。東京23区の面積は621.49kmですので、トロントの大きさがイメージし易いかと思います。
南北の長さは最大21km、東西の長さは最大43kmです。湖岸の全長は46km。南はオンタリオ湖と、西はエトビコ・クリークとハイウェイ427号線と、北はスティールズ通り(Steeles Ave.)と、東はルージュ川と接し、それぞれが境界線となっています。

トロント旅行ガイド|トロント基本情報

トロントは、北米5大湖沿いにある都市。多様な文化が調和したコスモポリタンシティと言われており、ギリシャタウン、リトルイタリー、チャイナタウン、コリアタウンなど、街へ一歩繰り出してみると、街の様々な場所で多様な融合した文化を垣間見ることができ、トロントにいるだけでまるで世界中を旅しているような気分を味わえる場所です。

1. トロントの治安

トロントは世界の住みやすいランキング上位に入る都市です。歴史的にも様々人種の移民が移り住んでおり、様々な宗教があるにも関わらず、イギリス誌・エコノミストの最も住みやすい都市ランキングで4位にランクしたこともあります。世界的に観てもトロントは生活しやすい都市です。

しかしながら、犯罪発生率は日本に比べて約3倍と言われています。海外旅行では鉄則ですが、これはトロントでも漏れること無く、自分の荷物などは肌身離さずしっかりと管理し、なるべく人通りの多いメインストリートを歩き、人通りの少ない脇道や夜の一人歩きはなるべく避けるように心がけましょう。また、夜間の移動はバスではなくタクシーに乗ることをお薦めします。

2. トロントの気候・服装

トロントは、日本と同じように美しい四季を楽しめる街です。湿度の高い大陸性の気候でケッペンの気候区分では亜寒帯湿潤気候(Dfa)に分類されています。カナダのトロントの天気は、夏は暑く湿度があり、冬は一般的に寒いが、カナダ北部やアメリカ北西部の内陸と比べると温暖です。

トロントの気温はこちらから >>

トロントの春

トロントでも桜満開の春
春は季節の移り変わりの時期で、一般に穏やかで涼しい気温になる。天気は乾燥したり雨が降ったりを繰り返す。同じ緯度にある内陸の地域と比べ、オンタリオ湖の影響を受けることから春や秋の訪れは遅く、気温は低めです。

5月中旬から6月上旬にかけて、あっと言う間に新緑の景観へと変化し、トロントの街が一気に春へと変わります。レストランのパティオがオープンし、スケボーやローラブレードを履いた若者やマラソン、サイクリングを楽しむ人々を目にします。日中は太陽の光を浴びられ過ごしやすい時期となります。

トロントの夏

イベント盛りだくさんの夏
夏のトロントは長期に渡って湿度が高いことが特徴的です。気温は、涼しい日であれば20度前後、暑い日には30度以上になる場合もあります。時には日中の気温が 35℃(95°F) を超えることもあり、通常それほど長い期間ではないですが、気温に加え、湿度が高いと不快と感じるほど暑い天気になります。

夜9時半頃まで太陽の日があり、明るいので夜まで遊びすぎてしまう季節です。この時期はビーチで海水浴、公園で森林浴、パティオやバーでは片手にビール、片手にジャンクフードでスポーツ観戦、週末はイベントが盛りだくさんと言ったトロントが最も活気づく季節です。暑い夏の避暑地、暑さを吹き飛ばすトロント発のナイアガラの滝ツアーを利用するのがお勧めです。

トロントの秋

紅葉が美しいトロント
トロントの秋も春と似ていて、季節の移り変わりの時期で、一般に穏やかで涼しい気温になる。天気は乾燥したり雨が降ったりを繰り返します。同じ緯度にある内陸の地域と比べ、オンタリオ湖の影響を受けることから春や秋の訪れは遅く、気温は低めです。

9月中旬から10月中旬にかけて紅葉が訪れ、見頃は年によって異なりますが、深紅に染まるトロントの秋は格別です。

トロントの冬

トロントと言えば真っ白な銀世界の冬
トロントの冬はときおり短期間ではあるが最高気温が?10℃(14°F) 以下に下がることがあり、冷えた風の影響で体感温度がさらに寒くなることがよくあります。スノーストーム(吹雪)は時折、氷や雨が混ざって降ることもあり、雪の影響で仕事や旅行のスケジュールが大きく狂うこともあります。

11月下旬から街全体にイルミネーションが広がり始め、厳しい冬の訪れを和らかく迎えられます。また、最もカナダらしいと言えるこの季節は、スキーやスノーボードなどのウインタースポーツを本場カナダで体験したい方には、是非オススメです。降雪量の多い季節ですが、カナダの雪はパウダースノーと呼ばれ、非常に細かく柔らかい雪質です。

3. トロントの人気観光スポット

CNタワー(CN Tower)

トロントのシンボルと言えばCNタワーです。高さは553.33mで、かつては世界一の高さを誇りました。タワー内には4つの展望台があり、トロントの夜景を楽しみたい方は絶対に外せないスポットとなっています。

Seven Wonders of the ModernWorld(新・世界の七不思議)のひとつとして、トロントの空にそびえたつCNタワーの展望フロアには、オープンエアのデッキがあります。トロントの光輝く夜景全望を心行くまでお楽しみください。

セントローランスマーケット(St. Lawrence Market)

トロント最大のいつでも賑わう市場です。200年以上も前から、トロント市民の台所として賑わってきたセントローレンスマーケットはいつでも活気に溢れています。

レンガ造りで2階建てのこの建物は、通りをはさんでサウスとノースに分かれている市営市場です。野菜や肉、魚など地元でとれた新鮮な食材をはじめ、オーガニック食材の専門店、人気のデリカテッセン、ベーカリーなどが並び、世界中の料理を楽しめるお店がたくさんありますので、絶対にお腹をすかせて行かれることをお勧めします!

ケンジントンマーケット(kenginton Market)

100年以上の歴史をもつケンジントン・マーケットは独特の雰囲気の漂う不思議な空間。

ここケンジントンマーケットはチャイナタウンの隣にあるヒッピーなエリアで、多国籍なレストランやおしゃれなカフェ、バー、ビンテージ品を扱う古着屋、色とりどりのフルーツ屋さん、世界から集めた約300種類を扱うチーズ屋さん、キャンディ屋さん、ストリート・アート等、上げたらキリがないほど様々なお店が立ち並ぶ場所として地元トロントの人からも愛され、世界中の人々も魅了している、絶対に外せないおしゃれなスポット。レンズに映る写真も一枚一枚が絵になります。トロントでレストランをお探しなら一度はココで各国のソウルフードを食べてみてはいかがでしょうか。

多国籍な文化が若者の流行の発信地とも言えるこの場所で、新たな自分を発見できるかもしれません。

ネイサンフィリップススクエア(Nathan Phillips Square)

トロントの象徴的な『TORONTO』の看板。旧庁舎前にある冬限定の美しいアイスリンクは必見!旧庁舎とシティホールの大きなビルの目の前にあり、広場内には噴水があります(冬場はスケートリンク)

スケートリンクの利用は無料で、シューズ代だけレンタル代がかかります。また、年間を通してイベントが開催される等、年間150万人もの人々が訪れる広場です。

ニューヨークのタイムズスクエアのように、年末にはここネイサンフィリップスクエアへカウントダウンをしようと多くの人が訪れ、花火と共に集まったみんなでHappy New Yearを祝い、叫びます。

イートンセンター(Toronto Eaton Centre)

言わずと知れたトロント最大のショッピングモール。トロントでシッピングをする人は必ず行くと言っても過言ではありません。

それもそのはず、トロント市地下鉄のダンダス駅からクイーン駅まで2駅分もあるこの巨大な施設はカナダやアメリカのブランドを中心に230以上のショップが有りなんでも揃います。日本未上陸のアイテムも多数ございますので、お買い物はココで決まりではないでしょうか。

カサロマ城(Casa Loma Castle)

1911年に大富豪(軍人ヘンリー公)によって巨額(350万ドル)を投して建てられた丘の上の邸宅カサロマ城。パーティルームや、ヘンリー公の客間、夫人のお気に入りだった温室として使われていたガラス張りの部屋、寝室やバスルームなども展示されています。

ジャッキー・チェンの映画タキシードでも撮影が行われたり、カサロマの中のお部屋オークルームが映画のX-MENの撮影に使われていたという話も!美しい花や彫刻、噴水のある泉に囲まれた約6000坪もの広大な庭が城の周りにあります。そちらもお楽しみ下さいませ。

ロジャースセンター(Rogers Centre)

ここロジャースセンターは世界初の可動式屋根付きを搭載した多目的スタジアム。メジャーリーグ(MLB)のトロントブルージェイズの本拠地となっており、カナダで唯一、メジャーリーグ観戦できる場所です。

エアカナダセンター(Air Canada Centre)

NHLのアイスホッケーとNBAのバスケットが見られる屋内競技場です。カナダ唯一のNBAチームである「トロントラプターズ」。NBAをカナダで観戦できるのはここトロントだけです。

また、カナダ発祥で国技であるのアイスホッケーの地元トロントのチーム「メイプルリーフス」の観戦もおすすめです。

トロント・アイランド(Toronto Island)

大都会トロントから都会の楽園へ!フェリーでわずか15分の場所にあるトロントアイランドは、オンタリオ湖に浮かぶ公園の島、そこはまるで別世界です。 楽しみ方は自由自在。カヌーやボートをレンタルして楽しんだり、水辺のボードウォークを気ままに散策したり、ランチを用意してピクニックをしてみたり、自転車をレンタルして島を駆け巡ったり、アウトドア好きにはたまらない、ご家族でもカップルでも楽しむことができます。

子供も楽しめるアミューズメント施設や、レストランなども多く揃っています。そして人気の秘密の一つはヌーディストビーチ。ここは裸でビーチに行ける有名なビーチです。

ロイヤルオンタリオ博物館(Royal Ontario Museum)

世界中の人々を魅了する、600万点を越えるコレクションを誇るカナダ屈指の博物館。北米では5番目に大きく、毎年100万人以上が訪れます。

ここでは恐竜に遭遇したり、古代エジプトのミイラと対面したり、コウモリの洞窟に入ってみたり、アフリカンアートを鑑賞したり、子ども向けアクティビティに参加したり。普段はできない貴重な体験が出来ます。家族でもカップルでもおすすめです。

リプレイ水族館(Ripley’s Aquarium of Canada)

ユニオン駅からインドアの連絡通路「スカイウォーク」で約10分でアクセス可能な巨大水族館。570万リットルの水の中で450種以上のお魚たちが優雅に泳いでいます。

海の最強ハンター、サメも目の前で見られ大迫力です。勿論子どもから大人まで楽しめる人気観光スポットで、夜遅くまで営業しており、夜のデートにもおすすめです。

ハイパーク(High Park)

141ヘクタール(1.41平方km)の面積を誇るカナダのセントラルパーク。

トロントの大都市の中にある広大な公園で、春には名物の桜が見られ花見がトロントの人々にも「Hanami」と言われ楽しまれています。

チャイナタウン(China Town)

北米最大級のチャイナタウン。トロントにいるはずなのにそこに入れば別世界のチャイナタウンに。本場の四川・北京などの本格的な中華料理を味わうことが出来ます。

チャイナタウンにはお土産にも便利なギフトショップが沢山あります。しかも値段も安いことが多く、値切りも出来る場合があります。お得にお買い物を楽しむのもありですね。 リトルイタリーの近くに位置しているので、一緒に周って異文化を体感してみるのもおすすめです。

リトルイタリー(Little Italy)

トロントの街にある小さなイタリアです。その昔にトロントに移り住んだイタリア系の人々により代々受け継がれております。

カレッジストリートに沿ってあるリトルイタリーにはお洒落で本格的なイタリアンレストランやカフェが多数あります。特に夏場はオープンテラスでの優雅な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

チャイナタウンの近くに位置しているので、一緒に周って異文化を体感してみるのもおすすめです。

トロント旅行ガイド|トロントの文化

トロントは移民の街

トロントは、カナダに入ってきた移民を多く受け入れていることを反映して、国外で生まれた人の割合が世界で2番目に多い都市で、移民の出生地も1つの国や文化に偏ることがないため、多文化的かつ人口構成も国際色豊かです。まさにトロントは人種のるつぼと言うにふさわしい街です。

また、トロントには、移民の人たちが築いたネイバーフッドと呼ばれるエスニックタウンが豊富にあり、観光地としても人気です。

トロントに住む人々は「トロントニアン(Torontonian)」と呼ばれ、狭義ではトロントで生まれ育った人々のみを指す。ニューヨークの「ニューヨーカー(New Yorker)」のようなイメージです。

文化面でのトロントの名所

トロントには劇場や舞台芸術センターが多くあり、50以上のバレエとダンスの団体に加え、6つのオペラ団体と2つの交響楽団があります。それに伴い、街中に劇場が多く建ち並びます。

また、トロントを代表する公園”ハイパーク”では毎年夏に「”Dream in High Park”」と呼ばれる地元民に人気のイベントがあり、公園内にある円形劇場でシェークスピア劇がキャンステージによって上演されています。

その他文化面でのトロントの見所

ディスティラリー地区(The distillery historic district)は歩行者天国になっており、トロントの美術館やブティック系のお店、レストラン、芸術家のスタジオのほか、小さな醸造所(ミルストリートが特によく知られる)が建ち並んでいます。新しくできた舞台芸術劇場ヤングセンターはソウルペッパー劇団とジョージ・ブラウン・カレッジの演劇学科が本拠としています。

国内や海外の映画制作とテレビ制作は地元の大きな産業のひとつとなっており、トロントで撮影されたシーンが多くの映画で見ることができます。トロント国際映画祭は世界の映画産業界においても重要な年間行事のひとつです。

トロント旅行ガイド|トロントのホテル予約

トロントのホテルは、主要観光地まで徒歩で行ける市街地のエリアと、フェンウェイ・パーク周辺のエリアが人気です。

以下は、トロントのおすすめのホテル一覧です。治安の心配の少ないエリアの中で厳選しましたので、安心してお泊りいただけます。リンク先からご予約頂けます。

ナイアガラの滝 観光ツアー一覧

ツアーに参加してナイアガラの滝を観光しよう!ニューヨーク、バッファロー発着のツアーをそれぞれご案内しています。